こんにちは、julepです。
お正月も年賀状も一段落して、
世間はすっかり日常モードになりましたね。
でも、まだ受験生の方には
1月の大事なイベントが残ってます。
そう、センター入試ですね。
今年のセンター試験は、
1月18日(土)、19日(日)に実施されます。
でも、この日、
万一インフルエンザなどで受験できなかったり、
大雪で試験できなかったりしたら、
どうすればいいんでしょう!?
実は、センター試験には
追試験、再試験制度が存在します。
今日は、それを解説します。
センター試験の追試・再試験の対象者は?
センター試験には、
いざというときの救済措置として、
やむを得ず受験ができなかった方を対象に、
「追試・再試験」という制度があります。
ただし、「追試験」が適用されるには
以下のような条件があります。
試験を受験できなかった
●試験場に向かう途中の事故により
試験を受験できなかった
●その他やむを得ない事由(両親等の危篤・死亡、自宅の火災等)により
試験を受験できなかった
また、「再試験」が実施されるには
以下のような条件があります。
●試験実施上の事故 などにより、
本試験が所定の期日に実施できない、
または完了しなかった
なお、「追試験」「再試験」ともに、
申請の際、医師の診断書や
事故又は事由が確認できる証明書等(以下「証明書」)が
必須となります。
一度受験した人が、
「点数が悪かったからもう一回やろうかな…」というのは
認められないよう、
証明が必要ということですね。
センター試験の追試・再試験の日程・場所は?
「追試・再試験」ともに、
実施期日(予定)は、
2020年1月25日(土)・26日(日)になります。
なお、追試験の試験場は、
全国で2箇所しか設定されていません。
受験票に同封されている
「受験上の注意」に明記されています。
「受験上の注意」は、
以下のリンクからも、閲覧可能です。
だいたい関西と関東で、分かれるようですね。
ほとんどの方は宿泊必須だと思うので、
会場付近のホテル予約サイトを、貼り付けておきました。
参考にしてみてくださいね。
関東甲信越,静岡県)
音楽学部試験場
〒110-8714
東京都台東区上野公園12-8
北陸,近畿,中国,
四国,九州,沖縄県)
医学部試験場
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2-2
センター試験の追試・再試験の申請方法は?真っ先に電話を!
「受験上の注意」によると、申請方法は以下の通りです。
①本人または代理人が、
【所定の期日】内に【問合せ大学】へ
予め電話連絡する。
②本人または代理人が、
【所定の期日】内に
「受験票」と「証明書」を【問合せ大学】へ持参し、申請する。
③許可された場合は
追試験受験許可書が交付されます。
なお、申請受付時間内に
「問合せ大学」に行けない場合は、
疾病・負傷の状況を
「問合せ大学」に電話連絡し
指示を待つ事も可能です。
なんにせよ、
真っ先に電話してねって事ですね!
注意…申請期日を過ぎると、申請は一切認められない!
上記の【所定の期日】は受験票に同封された、
「受験上の注意」に書いてありますが、
これを過ぎると、申請は一切認められません。
先程も貼りましたが、
もう一度リンクを貼っておきますね。
【問合せ大学】は、
「受験票」に書いてあります。
もし「追試験」「再試験」に臨まなければならない場合は、
真っ先にこの【所定の期日】【問合せ大学】を確認し、
申請を忘れないように注意しましょう。
センター試験の追試・再試験の難易度は?
なお、「追試験、再試験になると難易度が上がる」との意見がありますが、
大学入試センターによると、
出題難易度は「本試験と同程度に作問している」ため、
本試験より難易度を高く定めているという事実はないそうです。
本試験と追試験・再試験で出題される問題は異なりますが、
追試験と再試験で出題される問題は同じです。
本試験、追試験・再試験のいずれの問題とも、
難易度は平均点=60点(120点)を目安に
策定しているそうです。
ただし、追試験・再試験の場合は、
受験者数が本試験に比べて少ないので、
受験者の得点が平均点に影響しやすいです。
なので、年度によって平均点の高低差があり、
「追試験、再試験は難しい(もしくは簡単)」
といった意見があがりやすいのかもしれませんね。
【参考】2019年センター試験 追試験・再試験の受験者数
参考までに、昨年度のデータを紹介します。
2019年1月17日に大学入試センターが発表した
追試験の実施予定によると、
追試験の受験許可者数は480人。
受験事由は疾病・負傷が466人、
事故などが14人だったそうです。
また、再試験の受験対象者は141人で、
そのうち39人が再試験を希望されたとのこと。
これより、追試験および再試験の受験者数は、
500−600人と、
本試験の約60万人に比べ
圧倒的に少ない事がわかります。
まとめ…センター試験の追試・再試験について。やむを得ない事情にはちゃんと救済策が用意されていた!
皆が皆、これまでの努力の成果を、
きちんと出し切れるなら、言うことはありません。
ただ、本当にやむを得ない事情というのは
誰にでもあるもの。
特に、インフルエンザ・ノロウイルスなどの
伝染病に関しては、
「受験上の注意」で、
大学入試センター自身が、
本試験受験を辞め、追試験にするよう、
呼びかけています。
治癒していない者は,
他の受験者や監督者等に感染するおそれがあるため
受験はできません。
追試験の受験を申請してください。
本試験から追試験まで、日は短いですが、
救済策があるのは、本当にありがたいもの。
申請はくれぐれも忘れず、
皆様が追試験・再試験で全力を尽くせることを、
心からお祈りしております。